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【やる気アップ】自信を無くした全クリエイターさんにオススメしたいメイキング動画やインタビュー記事【勉強】

こんにちは、漫画家の山口しずか(@shizuckey)です

漫画を描いていたり絵描いていたり・・創作していると必ず自信がないときってやってきますよね。
なんで自分はこんなものしか描けないんだ・・・そう思うことが1日に10回はあります。(多いな)
プロの方々や人気のある方々を見て落ち込んで、余計に描けなくなるという悪循環にも陥ったりします。

なんでプロはサラッと描けるんだ・・!やっぱり才能なのか!?自分には才能が無いからこんなに悩んでるのか!?そう思ってしまう日々もあると思います。

そこで今回は、そう思った時にこそ見て欲しいメイキング動画をまとめて紹介してみたいと思います!(自分のためにも)
プロの方も同じように悩んでたの!?!?あの有名な人でも悩むの!?!?と正直驚くと思います。だって、プロは悩まず魔法のように作れるように見えてしまうんですもの!!

どうかお互いより良い作品が作れますように。

プロフェッショナル仕事の流儀「庵野秀明」

エヴァンゲリオンの作者・監督、庵野秀明さんの仕事の流儀です。

これは「シン・エヴァンゲリオン」公開後に公開されたドキュメンタリー映像でした。「シン・エヴァンゲリオン」を制作した4年間の葛藤をたっぷりと見ることができます。
制作の終わりまでとられているんですが、最後はもう感動して毎回泣きます・・!漫画を描いてる時に見てても泣きます。笑

こだわってこだわって、自分のものにしたいけどお金を払ってくださる視聴者のことを第一に考えて良い作品を作っていく過程。エヴァンゲリオンを見たことがある方ならとくに、あの鬱屈としたシンジくんの葛藤とリンクするような、逃げちゃだめだと作品とも自分とも真正面から向き合い戦っていく姿に心打たれると思います。

そして、そんなに大変でも、やはり描きたいものに対して向き合っていこうと思える何かを得られる映像になっていると感じました。

NHKで放送されていたので、NHKオンデマンドで通常は見れると思うのですが、今は公開が中止されてました(涙)いつか復活されることを期待してURL貼っておきます。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021113504SA000/?capid=sns001

Amazonプライム会員なら期間限定かもしれませんが、拡大版を見ることができます。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/0TQIF8UPW05VP6NTB8JCV3ATGR/ref=share_ios_season

(現時点で7日以内に配信終了と出ているので、嫌な予感がしますね、もしかして庵野先生が削除要請を出したのかしら・・?涙)

(無料)ジャンプ+ MILLION TAG

番組概要:https://sp.shonenjump.com/p/sp/million-tag/

1話30分前後の番組が全8話です。

ジャンプの新人漫画家さんが連載権を勝ち取るために担当編集さんとタッグを組んで課題に挑むyoutube企画です。

これはとくに新人の方や漫画家志望者の方が観るとやる気をもらえると思います!
編集さんとのやりとりで悩んでる方も、観てみると勉強になりそうです。

無料でジャンプのyoutbeチャンネルから観ることができるのでおすすめです!

浦沢直樹先生の漫勉

これは漫画家さんならほとんどの方が知っていると思いますが、浦沢直樹先生の番組です。
色々な漫画家さんの作画風景に定点カメラを置いて、漫画家さんと浦沢直樹先生がそれについて対談していきます。

漫勉(過去の放送):https://www.nhk.or.jp/manben/

漫勉neo:https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4N/

大御所さんばかりですが、様々な作家さんがそれぞれの描き方を常に模索して描き進めていっている姿を観ることができます。
一応、私も漫画家になって思ったことは、「一生勉強しないとなんだな」ということでした。どこかでプロになれれば安泰だと思っていたんです。全然違いました。笑

時代の流れや新しい作家さんの台頭、新しい漫画制作ツールとの出会いで業界は目まぐるしく変わっていきます。
その中で自分なりの書き方を模索し、ヒットを生み出せるように力を付けていく。一生勉強し、一生誰かに喜んでいただくために描き続ける。そんな姿勢を見せていただくことのできる貴重な番組です。

ブルーレイもあるそうです。再放送も多くやっているので、観たことが無い方はぜひ!

ディズニー+会員オススメ動画

ディズニープラス会員の方にはぜひぜひ見ていただきたいのをまとめます!
むしろこれだけのために会員になるのも良いのでは!?と思うくらい私はリピート視聴してます。

ディズニー作品やピクサーアニメはとくに夢や希望をもらえる作品が多いので、そういった作品を観るだけでもポジティブな気持ちになれるのでよいかもしれません。

アナと雪の女王2のメイキング

https://www.disneyplus.com/series/into-the-unknown-making-frozen-2/6PWutGrMQzCI?sharesource=iOS

40分ほどの映像が6話あります。
映画を作るのは、膨大な年数がかかります。公開まであと1年というのはもう大忙しの段階なのですが、そこから映画公開までの映像です。

1:公開まで1年
映画「アナと雪の女王2」の製作途中で、試写が行われる。完成までにはまだ多くの困難が待ち受けているのだ。

2:振り出しに戻って
クリストフのロックバラード「恋の迷い子」は完成したが、「みせて、あなたを」はまだ課題を抱えている。

3:アートハランへの旅
クリステン・ベルとクリス・バック監督が、「わたしにできること」に込めた思いを語る。

4:大きな変更
映画の公開が迫る。観客の反応を調査するため、製作途中の「アナと雪の女王2」の試写が行われる。

5:ゴールへの疾走
D23エキスポで、キャストや監督らは映画のシーンや歌を披露する。

6:世界に向かって
ついに映画が完成した。スタッフたちはみんなで完成を祝い、いよいよ世界中の観客に向けて公開される。

1人の方が2年も3年もかけて作っている映像が、瞬きの間で終わってしまうくらい数秒のものだったり、ずっと作ってきたものがカットされる瞬間だったり・・

それでもみんなで一致団結して素晴らしい作品にするんだ!!という思いを感じられます。
漫画は基本的には一人で制作することが多いと思いますが、最近webtoon界隈で分業制が流行っているのをご存知でしょうか?
私もネーム構成だけや横のネームを縦に直す構成の仕事を担当しました。そうすると責任ややりがいの分散が起きるような気がするのですが、この映像を見ていると、誰も欠けてはならなくてみんなで作品を作っていくんだ!という温かい気持ちになれます。

「アナと雪の女王」の続編の制作ということで、2も期待にこたえなくてはというプレッシャーやギリギリまで悩む姿勢が見れます。

ディズニーアニメの制作陣という業界の最高峰のような方々でも、こんなに悩んで葛藤して、また監督や脚本などそれぞれが請け負うプレッシャーとこんなにも戦っているんだと勇気をもらえます。

Spark Shorts誕生の物語

https://disneyplus.com/movies/a-spark-story/5X6a8pxqXkLQ?sharesource=iOS

これは新人の方やプロまでもう少し!という方にぜひ見て欲しい作品です。
1時間半の1本の映画ほどの長さです。

短編アニメの監督を初めて任されたお二人のメイキング動画です。
自分の心と向き合っての制作がいかに大切かと学ぶことができます。

人は嫌だったことや辛いことからは逃げてしまいます。でも創作において、それを表現することこそが肝だったりするのです。

本当の自分を知り、それを活かしていく。そこにリアルがあり、より共感を生むことができる。ピクサーの映画の作り方が非常に現れているドキュメンタリーだと思いました。

自分のことをだめだなと思いながらも、突き進んでいく姿に勇気ももらえます。
私はプロになればそんな葛藤はしないで制作できるものだと思ってたんです。だから、自分がその気持ちを持っていることにずっと罪悪感と嫌悪感があった。
でもプロも新人も目指している人も、同じようにずっと悩んでるんです。それでいいんだ。そう思える作品です。

ピクサーの舞台裏

https://www.disneyplus.com/series/inside-pixar/QvnA6QJC9SYi?sharesource=iOS

これも制作におけるひらめきの秘密やアイディア出しの方法、また制作の葛藤を観ることができます。

10分ほどの映像が20話あります。

1:ひらめき
ケンプ・パワーズは「ソウルフル・ワールド」に深みを与えるシーンをひらめいた経験を語る

2:ひらめき
ディアナ・マルシリエゼは、キャラクタ作りのプロセスとアイディア出しの秘訣を語る。

3:ひらめき
スティーヴン・ハンター監督が、自らの過去が作品にどのような影響を与えたかを語る。

4:ひらめき
ジェシカ・ケイトは、ジェンダーバランスを改善するためのプログラムについて語る。

5:ひらめき
ダン・スキャンロン監督は「2分の1の魔法」のインスピレーションについて語る。

6:人物
シンシア・ラスクが世界中で映画を楽しんでもらうために、いかに翻訳を行うかを語る。

7:人物
メアリールー・ジェイソが、ピクサーのクリエイターたちにひらめきを与えるデザート作りの過程を語る。

8:人物
映画「ソウルフル・ワールド」の制作を務めるラシェル・フェデリコが仕事の裏側を紹介する。

9:人物
ピクサー映画における音楽の重要性と影響力をバニー・ジョーンズが語る。

10:人物
バディ・ボンフィリオがピクサーのキャンパス案内し、隠れた魅力を明かす。

11:出発点・映画作りのレシピ
ピクサーの映画作りに必要な材料を知る。

12:出発点・キャラクター作り
独特なピクサーのキャラクターが、イチから作り上げられていく過程を学ぶ。

13:出発点・レンズを通して
ピクサー映画におけるカメラワークの技術とその重要性をのぞく。

14:出発点・アニメーションと演技
アニメーションを通してキャラクターに命を吹き込む芸術的手法を理解する。

15:出発点・色と光と感情と
光と色の使い方と、それによる観客との感情的なつながりの引き起こし方に光を当てる。

16:分析・時間
ピクサーが、時間の経過を使って、そのようにストーリーに情感を与えているのかを発見しよう。

17:分析・愛される悪役
ピクサー映画の有名な悪役たちが、憎まれながらも愛される理由をのぞいてみよう。

18:分析・目を細めて
ピクサーのキャラクターが、デフォルメされた絵とリアリティの間でどのようにバランスを取っているのか、学んでみよう

19:分析・心のドライブ
ピクサー映画に登場する乗り物に試乗して、乗り物がストーリーのなかで担う重要性について見てみよう。

20:分析・脇役なんていない
リアリティのある世界を生み出すために、背景の群衆をピクサーがどのように作っているのかを見てみよう。

とくに、1・3・5・11話が、上の「Spark Shorts誕生の物語」の同じで自分の心と向き合いつつストーリーを生み出していく重要性を教えてくれます。

漫画製作の技術面で活かせそうなのは、15・16話です。

(無料)東村アキコ先生の出演動画

東村アキコ先生を見ているとめちゃめちゃ元気になれるんですよね・・!
その中でもおすすめのご出演動画をピックアップしました。

(無料)山田玲司のヤングサンデー切り抜き3分30秒で元気になる動画

山田玲司のヤングサンデーという番組は、現役漫画家の山田玲司先生が運営してますので漫画家さんにとっては全部ためになると思います!

山田玲司のヤングサンデー:https://www.youtube.com/channel/UC09D3M_DdLaZMJnZp0v4pLQ

でもとくに感動した切り抜きがあったので貼っておきます。
ちょっと元気がない時など、短時間でやる気を出したい時にオススメです!

(無料記事)人気作家 森博嗣さんの集中力の秘密

東洋経済オンラインインタビュー記事:https://toyokeizai.net/articles/-/210306

そうとう筆が速いと有名な小説家さんなのですが、その速い理由がわかります。
人にはそれぞれ合っている制作方法があるので、無理に合わない方法で突き進んで悩む必要なないことに気付きます。

(無料記事)コルク佐渡島さんが語る安野モヨコ先生の葛藤

佐渡島さんのnote記事:https://www.sady-editor.com/n/n2c636bf1b442

安野モヨコ先生の「鼻下長紳士回顧録」制作にあたっての担当編集佐渡島さん目線のお話です。
まさか佐渡島さんが担当だったとは知らなかったので驚きました。

また制作にあたってこんなに長きにわたる苦しみがあったとは・・あんなにたくさんのヒット作を生み出される作家さんなので、スラスラ描ける方なんだろうと思っている方は多いと思います。

でもやはり皆さんなにかと戦いながら描いてるんです。私は言語化する能力が低いのでどの感想も同じようなことを言ってしまってますが、上記それぞれ違うなにか熱いものを感じると思います。
自分はだめなんだと悩んでいる方はぜひこちらも見てみて欲しいです。

まとめ

以上、私が落ち込んでいる時ややる気を出したい時に観ている動画をご紹介しました。
創作を続けていると、どうしても描けない時や立ち止まってしまう時があると思います。
そんな時に上記動画や記事を見て少しでも机に向かえたら良いなと思います。

他にもなにかオススメありましたらぜひTwitter等で教えてくれると嬉しいです!

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